2018年9月24日月曜日

#13 宵祭りはあわや大惨事の高薬師と地ビール:赤倉渋温泉の旅




1、やっててよかった宵祭り
2、猫はキャンドルを蹴る
3、地ビールで締め


前回の渋温泉訪問。
やっぱり夏休み期間中でして。

メインストリートで宵祭りをやってたんです。
自動車の通行を止めて。

道に子供の遊具が置いてあって。
楽しく夜のひと時を過ごしましょうって。

夜の湯本旅館

催しの内容はともかくとして。
夜の外の空気がすっごい気持ちよかったの。

昼間はそこそこ暑かったんですが。
夜になったら空気はかなり冷えて。
とても過ごしやすくなってたの。

みみさん?

その時の気持ちよさをまた味わいたいねぇ。
ということで今回の旅の目的地として。
渋温泉を選んだといっても過言でないね。

祭りはやってなくても外で涼めればよかったんですが。
チェックインの時に 湯本旅館 の女将が今夜やるよって数えてくれました。

だけど天気があやしいなぁ、とも言ってました。

でも、雨は降ることなく。
宵祭りは開催。

おいしい夕食後に外に出れば。
あ~やっぱり涼しいねぇ。

これは気持ち良い

来てよかった。

遊びに出る人も多い

通りの催しを楽しみながらも。
せっかくなので。
昼間に行かなかった外湯にも入ってみますれば

やっぱり釜ゆで地獄。

夜もやってます

メインストリートは事の通行を止めて。
歩行者天国だっつうのにねぇ。

そしていつの間にか九湯コンプリートしてました。


湯本旅館のすぐ前には渋高薬師があります。
通りからは細い階段を数十段上ったところ。

この宵祭りのメインイベントの一つとして。
紙コップに入れたキャンドルをその階段に並べて。

火をつけて飾るってのをやってます。

階段の上に渋高薬師

西日本豪雨のチャリティーも目的だそうで。
そりゃあたしも協力しましょうと小銭を探したがない。

千円札を出して。
お釣りをもらうのはちょっとアレだったけどね。
ろうそくに火をつけて階段に置きました。

着火

あたしたちのはもうほとんど最下段だったんですが。
最初の方はきっと一番上まで登らなきゃならなかったんだろうねぇ。

まぁきれい~

しばらくきれいに燃える階段を見てましたら。
一匹の猫が隙間から急にパッと飛び出した。

そしてろうそく燃える渋高薬師への階段をたたたっと登る。
猫は階段のろうそくなんぞは意に介せず。
後ろ足でぱた~んと一つ二つ蹴り倒した。

ろうそくを入れてあるのは燃えやすい紙コップだ。
中で倒れないようろうそくは中央で固定されている。
これが災いした。

倒れた拍子でも火は消えることなく。
火の先は紙コップの内側を舐めはじめ。

パッと炎が上がる紙コップ。

それが一つ二つじゃないからたまったもんじゃない。
燃え上がった紙コップは次々に隣に燃え移り。

火元の樋口富小路からの炎は折からの風にあおられ瞬く間に都中に広がり。
大門の中では逃げ惑う遊女で阿鼻叫喚。

というようなことは一切なく。

スタッフが懸命に口で吹いて。
四五個燃えただけで消し止められました。

口で吹いてぇ?

密集木造建築の渋温泉だから。
あわや全滅かという大惨事をまぬがれましたけどねぇ。

夜のみみさん

あたしとしては始終慌てることなく。
安心して見てましたけどね。

何しろ階段の火事ですゆえ。


キャンドルの他には。
いたるところに存在する油屋のモデルとなった宿の一つ。

ライトアップの金具屋

金具屋。

だからこんなのも歩いてる

宿の前の広場で和太鼓の演奏。
見たかったけど通りはもうすでに人がいっぱいで見えなかった。
っていうかスムーズに通ることもできず。
狭い通りだもん。

麒麟?

ふらふらと通りを歩けば。
地ビール売ってるねぇ。

志賀高原ビール。
生のようだ。

本日は二種類

そりゃ飲むわなぁ。

一杯注文して。
店の前のテーブルでぐいっと。

冷えてます

一気に飲み干したら夜の散策は終了。

涼しい夜の屋外で飲むビール

今夜は部屋飲みもせず。
ぐっすり眠りにつきました。

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2018年9月20日木曜日

#12 湯本旅館の部屋出し夕食はたっぷりの野菜:赤倉渋温泉の旅




1、夕食は部屋出し
2、変化球の一の膳
3、かぐや姫はいない二の膳


地獄の露天風呂で茹でられた後。
ちょっと温泉街に出かけまして。

かえって少し休めば。
お待ちかね夕食タイム。

渋温泉湯本旅館。
夕食は客室でいただきます。

今夜のメインデッシュ群

大きなお膳が二つ部屋に運ばれました。
ご飯以外の料理が一気に登場です。

二の膳も脇を固める

お飲み物の希望を聞かれれば。
せっかくなので地ビールにしましょう。
志賀高原ビールを注文して。

こいつでスタート

今夜の夕食は始まりました。


テーブルの上には大きい一の膳。
脇には少し小さめの二の膳が置かれます。

期待高まる

お~、和の料理でおいしそうだぁ。

二の膳

お造りは紅マスのタタキ。
細かめにきざんだピンクの刺身。
なんか和えてありますね。

海の魚は出ない

ちょっと醤油をつけていただけば。
あ、ショウガだね。
ピリッとした刺激がイィ。

普通の刺身とはちょっと趣が違います。

想像より硬くてびっくり

チーズ豆腐は見た目が普通に豆腐ですが。
かなり硬い。
箸で切れない。

食べるのに苦労するほど硬いわけではない

味はモッツアレラ。

さらにユウガオに胡麻味噌。
冬瓜のようですがユウガオなんですって。
夕顔なんてかんぴょうでしか食べたこと無いね。

独特の食感がイイ

でもまあ、見た目通り冬瓜みたいな食感と味。
胡麻味噌がとても合ってておいしい。

お膳に乗ってるとどれがメインかよくわからんのですが。
きっと冷しゃぶがメインディッシュなんでしょう。

数少ない動物性たんぱく質

厚めにスライスされた豚肉
ポン酢でいただきますのでさっぱり。
夏にうれしい清涼感。

そして歯ごたえも程よくあり楽しい。
濃い豚肉の味わい。

551とかではない

そして中央にいるね。
ヘンな白くて丸いやつ。

ロシア料理とかである、つぼ焼きキノコのようなものらしい。
だけどこの白いのはおやきの皮なんですって。

割りにくい

皮を割って食べ始めますと。
パイ皮でないから崩れないの。

信州はキノコの登場が多い

抵抗するお焼きを強引にこじ開ければ
やっぱり中はキノコスープでした。

でも、クリームスープではなくて。
出汁のよくきいた和風スープ。

お焼きの皮をつけて食べるとおいしい。
面白い料理だねぇ。


ビールを飲み終えたら冷酒に切り替えます。

日本旅館だから似合う

二の膳のラインナップ。
夏野菜の天ぷら。
ピーマン、しし唐、姫竹、エリンギ。


夕食の最初から登場してますので。
食べるころは揚げだてではなくなっていますが。
ころもはサックリしてます。

カボチャは甘いし。
なすはやわらかく揚がってるし。

抹茶塩なのでサクッと感が損なわれないのもイィ。

夏野菜はうまい

そしてズッキーニチーズで焼かれてます。
苦みがなくて、加熱によって程よく柔らかく仕上がってます。

そしてこれはびっくりした。
タケノコの土佐煮。

タケノコっぽくはない

見た目はタケノコっていうか
一本つまんでみればイカ燻みたいなフォルム。

イカのようだねぇ

硬そうだなぁと思いながら食べてみれば
ぜ~んぜん硬さは感じない。
やわらかいし。
繊維がお口に残ることもない。

そしてほんのり甘い味付け。
これは面白くておいしい~。

さっきまで光ってたようなヤツ

カットの都合でかぐや姫が入ってそうな一ピースがありましたが。
すでに中はもぬけの殻でした。

最後のご飯は後から運ばれます。
焼きおにぎりなんですって。

丸いご飯

焼きおにぎりは皿でなくてお椀に入っての登場。

ふたを開ければ。
丸いねぇ。

三つ葉がイイ

そして既に出汁に浸ってます。

崩していただけば
焼きおにぎり茶漬け。

これはいいぞ

ダシが旨い~。
おにぎり本体の味付け醤油もイイ~。

少し焦げた部分は香ばしく。
歯ごたえも他の部分とは違ってて面白い。

あ~、いい夕飯でした。

おいしかったぁ

デザートは赤色が濃いスイカで終了。

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2018年9月19日水曜日

#11 街散策は涼しいが地獄の釜の九湯めぐり:赤倉渋温泉の旅



1、外湯めぐり
2、やはり外湯も激熟
3、ことごとく入れない渋温泉


旅館でお風呂につかってのんびりするのもイイですが。

渋温泉。
温泉街が魅力的。

チェックイン後に時間がありましたので。
散策でもします?

いくら街が魅力的とはいえ。
夏の暑い屋外には出る気にならんわねぇ。
と思って、いったんは躊躇したんですが。

でも、さすが信州。
そしてもうじき夕方という時刻。

外はちっとも暑いこと無く。
散歩にちょうどいい気温。

楽しい散策に出かける

なので、夕食の時間まで外に出て散策することにします。
メインストリートの両側にはお土産屋さんとかが充実してますが。

温泉卵あります

渋温泉のお楽しみといえば。
やっぱり外湯めぐり。

九つの外湯があって。
九湯めぐりと呼ばれています。

なんでもこの九湯めぐり。
渋温泉の旅館に宿泊してる人しかできないんですとか。

巡浴手形というらしい

外湯の入り口は施錠されていますが。
宿泊客にはが貸し出されます。


各湯の前にはスタンプが置いてありまして。
それぞれの湯の名前が書いてある手ぬぐいに押すようになってます。

そりやもうコンプリート欲をくすぐるシステムですわね。

2014年の通常版

だけどあたしはもう二回もコンプリートしてますから。
モンハン版も釜風呂有り版もやっつけてます。

2014年のモンハン版

だからまな、お風呂は二つか三つも入っておけばいいかなって了見です。
手ぬぐいスタンプも挑戦しません。

近くにありますから

じゃあ、どこに入るかなあとなれば。

大湯は宿のすぐ隣だからね。
入りたくなればいつでも入れる。

せっかくなので一番遠くに行きましょう。
ということで。

ここから始めた

綿の湯にイン。
一緒によその人も二人ほど入りました。

先客は二人の子連れのお父さん。
お湯に水をドバドバ注いでます。

熱いのか?

水が注がれているところから入ってみれば。
アチ~っ!

ここでもまた拷問だ~っ!

とにかく頑張って。
二秒ぐらい入れば。

一緒に入場したオジサンたちが入ってるあたしを見て。
「すごいなあ」
言うもんですから。
こっちは調子に乗りますわなぁ。
「ちょっとぬるめだなあ~」
なんて言いながら耐え切れずお湯から飛び出して。
ウケをとったりしました。

お子さんにはムリな外湯だったねぇ。


一軒日のお風呂が激熱なので。
もう一つ。


二番湯は笹の湯

そしてもう一つとお風呂に挑戦しました。

一番湯は初湯

だけどどこも同じような湯温。
水を出さずに入れる風呂なんて一つもない。

五番湯

入れたとしても、ゆったりお湯を楽しむなんてことは無理。
数秒でリングアウト。

竹林寺ではない

あたしが先に入ってた時。
あとからやってきたお兄さん。
湯温を確かめずにかけ湯したんです。

「あっちっ~!」
そりゃ叫び声が出る温度ですわなぁ。

七番は夜の散歩で入った

湯本旅館の隣にある大湯ですが。
翌朝に入りました。
朝食前。

朝の気持ち良い入浴

開場一番乗り。

嫌な予感はしてたんですよね。
先には誰も入ってないもん。

だからやっぱり激熱。

八番も夜に

大湯はその名の通り一番湯船のサイズが大きく。
湯船は半分に仕切られてました。

新しくお湯が注がれている半分は後から来る人のために手を付けず。
そうでない半分に水を注いで浸かることができる温度にしましょう。

なんか違和感がある姿だねぇ

ジャンジャン水を注ぎましたが。
一向に温度が変わりません。

どこかがおかしい

蛇口は湯船の分割のあたりにありまして。
水で温度が下がってるはずの部分なのに入れない高温。

よく見てみれば。
仕切られているのは水面から下3/4あたりまでで。
底は熱い方と自由貿易。

つまりせっかく水を注いだけど。
お湯より比重の重い水は底の隙間を通って熱い方に行っちゃったってこと。

仕方ないので。
我慢してまた三秒だけ浸かってギブアップしました。

あっ「大」文字

渋温泉は宿も外湯も釜ゆで地獄だねぇ。

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